それが白森の思想を反映している訳ではありません。
読んだ本の内容=白森の思想ではありません。(大事なことなので2回)
もうそろそろ行ってええか??と思い、地元の図書館に行ってきたぞ。(マンボウ前4月上旬)
おかげさまで児童書4冊とエッセイ1冊を借りて読めました。うれしいね!
そして今月は誕生日プレゼントとして、親に「なんでも魔女商会16巻〜26巻」を買ってもらいました!!!!大人買い!!!!
15巻まではすで持っていたので、それ以降に出たものを買ってもらったのです。ちなみに最新刊は去年の4月に出た27巻なのですが、これは単純に母親が注文し忘れたため手元にありません。先程自腹で楽天ブックスで購入したので、来月読みます!!
そして現在、なんでも魔女商会販促キャンペーン中だったのか、メタリックなかわいい帯と内扉絵を使用したキラキラカードが付録でついていました!!こういうの、とてもうれしいね‥キラカード、1巻から15巻までの分も欲しい…
そんなこんなで今月は合計15巻本を読みました。が!全部感想を書いていては日が暮れるので、今月は選抜した本のみ感想を書きます!
来月はまたいろんな作者さんの児童書を読みたいね!
読書日和#4月
1:くいいじ
タイトル通り、安野先生はとても食べることが好きなのだなと伝わってくる一冊でした。こんなに売れっ子でお仕事もお忙しいだろうに、自炊だったり食にこだわれるのはすごいなと感じましたね…私は集中して執筆している期間は執筆していない時間(お風呂や寝る時)でもずっと緊張し続け、口数すらも減るタイプなので、あんまり食事に意識を向けられないのです・・・
ちゃんとこまめにオンオフ切り替えてご飯を美味しく食べられる方こそ、健康的に長く創作活動できるのでしょうね・・・・
2:つるばら村の家具屋さん
この「つるばら村」シリーズは児童書としては珍しく、登場人物が全員大人です。「ファンタジックな事象が起きるつるばら村での出来事」を大人視点から描いたお話が収録されています。なので、どちらかというと「児童書っぽい世界観の大人向けの本」という側面が強い気がしますね。大人の方こそ楽しめる児童書だと思います!
3:かいけつゾロリ つかまる!!
絶対に小学校の図書館に置いてある本ランキング第一位のかいけつゾロリだぞ!!!
といっても私、いままでかいけつゾロリを読んだことがなかったのです…小学1年生の時から、休み時間中は誰とも会話せず1人で本を読むタイプの人間だったため、「すぐ読み終わる本」ではなく、文字が多くて一冊持っていれば一週間の休み時間を凌げるような文庫を学校では読んでいたのです。あと、ハードカバーの本はお道具箱に入れにくいという事情もありました…そんなわけで私は、かいけつゾロリを学校図書館で借りる機会に恵まれなかったというわけです。(※かいけつゾロリ同様挿絵が多い「なんでも魔女商会」は、学校ではなく家で読んでいた)
今回はじめてかいけつゾロリを読んだのですが…これはすごいですね…本・漫画の良いとこどりというか…「本」という形式に囚われていないという部分ももちろん素晴らしいのですが、もう何よりもシナリオが強すぎますね…人間がおもしろいと感じる『根源』を掴んでいるというか…私は黙ることしかできませんでした…これが「プロ」なんやな…
以前、原ゆたか先生がNHKの番組に出演されていたのを拝見したのですが、そこで先生がちらっと「シナリオ構成シート」的なものをカメラに見せてくださったんですよね。いわゆる起承転結の流れを書き込む表だったのですが、その表はただのシナリオシートではありませんでした。「起」「承」「転」「結」がそれぞれさらに3〜4分割されており、その小ボックスごとに入れるべき情報・アクションなどが明記されていたのですよ。これは相当、「おもしろい物語の王道」を先生自ら研究して編み出されたのだなと…こんな努力のエッセンスをテレビで出して大丈夫なのか?と思いながら…私はそのシートを暗記しました。もちろん丸パクリはしませんが(このシートを使いこなす実力が私にはないため、丸パクリしたところで何の問題にもならないが)、話を考える際にいつも参考にさせて頂いております…
4:おまじないは魔法の香水
5:夢見るポプリと三人の魔女
魔法の庭物語の良さは以前書いたのでこちらをまず読んでくれ!!!!!!!(リンク先、クソ長感想文です)
6:夜空のダイヤモンド
冒頭で紹介した「付録のキラキラカード」には、本のテーマとなっている「メッセージ」が書かれています。せっかくなのでこの19巻のメッセージをみんなにも教えてあげますね!!ずばり、「だれもがみな、やるべきことをもってこの世に生まれてくる」です!!!!!!!
なんでも魔女商会・・・・・・・・世界中のみんな、読んでくれ・・・・・・・・・・・・・・児童だけしかこの本を読まないのは本当にもったいない……この世の損失……
この巻は「スピカ」という女性のお話です。スピカは「宝石占い」の魔女になりたかったのですが、星の声を聞くという「才能」がなく、結局今は妥協して「星占いの魔女」をやっています。星占いは「ならなきゃいけない、あくまで仕事」だと割り切ってたスピカでしたが、シルクとナナとの交流を通して星占いこそ自分が『やるべきこと』であって、けして宝石占い師になれなかったという「負の結果」ではなかったのだと気が付くのです。。。。。。
当初本人が希望していた道が、本人が一番力を発揮できて幸せになれる道と限らないというのは、実際かなりよくあることかと思います。違う道に導かれて、結果としては「夢に敗れる」こともありますが、それは決して幸せから遠のいた訳ではないということを、みんなも知って勇気をもらおう…この本を読んで…
7:運命のウェディングドレス
この巻のテーマは「どんなことでも『こうなってよかった』とかんがえれば、あなたは幸せになれる」です・・・・・・・もはや哲学じゃん・・・・・
これってすごく単純なことなんですけど、実行するのは難しい、人生の真理ですよね…
起きた不幸が、後々振り返ると大事なことだったり、人生の良い意味でのターニングポイントになることもあります(することもできます)。結局、『現在』にいながら『現在』を評価することってできないんですよね。。点が線になるのは振り返る時だってジョブスも言っていたので間違いありません。(信者?)
ショックなことが起きた後、悲観的になって「何もできなくなる」「後退」してしまうと、どうにもプラスにむかうのが難しくなってしまいます、(=自分で不幸だと思っている限り、仮に客観的にみてどんなに「幸せ」な状況になっても、自分は幸せを感じられない)「こうなってよかった」とまで思えなくても、「今後役に立つかもしれない」ぐらいに捉えて前向きになれる強さがあると、人はどんな状況に立たされても「未来に幸せがある」と信じて歩いていけるということですね!
8:ピンクのドラゴンをさがしています
この巻のテーマは「見せびらかす勲章より、一生懸命がんばることがわたしの勲章」です。
もはや私の口から言うことはありませんね……
テーマも本当に良いのですが、ラストシーンでシルクとナナがお互いに「いちばんの友だち」という刺繍をいれたロゼットを贈り合うシーンが美しすぎて私は涙を流しました。私も「いちばんの友だち」って刺繍したロゼットを送れる友達が欲しいよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・