2023/8/13より活動休止

ケロロ軍曹 深読み考察ブログ

みなさんご存知「ケロロ軍曹」は、日本の有名な子供向けアニメ・漫画作品です。(Google翻訳構文)

しかし!!!!

ケロロ軍曹って実は、原作を読んでみるとかなり考察しがいのある「きな臭い」要素がある作品なのですよ。

ということで!

いまから考察オタクこと白森の独断と偏見と妄想による考察文を書き連ねて行きます!

あくまで私の勝手な妄想による考察なので、軽く受け流して読んでネ!!!!!!!

この記事では「ケロロ軍曹」アニメ全358話と2023年8月現在最新刊(原作33巻)の内容を取り上げます。
ゴリゴリのネタバレなので、ネタバレを踏みたくない方はご注意ください!

もくじ

1:スター持ちは全員同一のオリジナルが存在するクローン説

ケロンスター持ちは全員同一のオリジナルから派生したクローンだと、私は認識しています。

みんなはどう思う?

1-1:クローンにも2パターンある

本編10巻p160ではあくまで「隊長の才能があるものにクローンが準備されている」「精神汚染・肉体的損傷が激しい場合は素体を入れ替える」=クローンというのは同じ遺伝子を持ったまっさらな新しい体、というニュアンスでクローンいついて説明されていたと思うのですが、ケロン軍のクローン技術はそれだけではない気がしております。

つまりどういうことか?
私は下記のような理解をしています。

(1)タマゴ復元型クローン(10巻p160で説明されているもの)
精神汚染・肉体的損傷が激しい場合に、タマゴに還元・復元し素体を入れ替えるためのクローン技術。
この場合、タマゴ還元前の汚染された「ケロロ軍曹」が「オリジナル」で、還元復元後のケロロが「クローン」と言える。
※この技術を用いて復元前ケロロ軍曹と復元後クローンケロロ軍曹を同時に存在させることは不可能。

(2)複製型クローン
こちら(2)は本編では出ていない、私の想像上のクローン技術の話です!!
このクローン技術は、いわばわたしたちが直感的に想像するクローン。
一人のオリジナルをもとに、同じ遺伝子情報素持った生命体を複製する。
要は劇場版3のダークケロロ(キルルが作ったケロロのクローン)と同じ理論です!
この場合、「ケロロ軍曹」はあくまで、オリジナルの「ケロロ」から生まれた複数のクローンのうちのひとりにすぎない。

ケロロに両親がいるのは間違いありませんが、親がいるからといって遺伝子操作されていない(複製型クローンではない)とは限らなくない?というのが私の見解です。

だってこの地球にさえ、生まれる前に遺伝子を操作するデザイナーベビーという発想があるんですよ!モラルがやばいケロン星だったら絶対この手の技術はあるでしょ!!!!!

そんなわけで、ケロロくんと最高司令官とケロロ軍曹は「複製型クローン」の関係性だと私は考えています。(オリジナルが一緒の派生クローン)

普通に考えて、「ケロロくん」が「ケロロ軍曹」と全くの赤の他人だとしたらその名前はおかしくない????「最高司令官殿」の名前が明かされないのも、最高司令官の名前が「ケロロ」だからじゃないかと私は踏んでいます。

(=最高司令官もケロロ軍曹もケロロくんも、クローン元が同じだから持っているケロンスター情報はほぼ全員同じ。もちろんコピー後にクローン体が実体験した情報は該当クローン体が持つケロンスターにしか追記されないからその差異は生まれる。ブラックスターが小隊スタイルや談合坂SAを知らないのはそのため。)

(ケロロ軍曹が条約前の力を自由に使えないのは「なぜか(重要)使い方を知らない」からであって力(戦闘記録)を持っていないわけではない。ケロンスターに干渉して強制的にケロロの条約前の力を解除できてしまうのが金阿弥さん。)

1-2:モアちゃんとの関係性について

ギロロと出会う前にケロロが「長いこと入院していた」という情報がわざわざ描かれていたり、年齢換算が違うであろうモアちゃんの幼少期に「ケロロ軍曹」が成体の状態で会っている描写についてもちょっと考察しましょうかね。

まあ、ぶちゃけモアちゃんとケロロの関係性に触れられているのは第1巻なので、もはや作者もこの頃は深く設定を考えていなかったというのも全然ありえますが……

ただ、後々クルルが「なんでそんな連中(アンゴル族は珍しい「血族型精神体」でありケロン人とは比べ物にならないぐらいの超高等種族)と隊長に縁があるのか」(19巻p75)と発言してわざわざ掘り返している設定ではあるので、それなりに大事な設定だと信じたい!!!!!!

私としては、「ケロロ軍曹」は既に何度かタマゴ復元型クローンに代わられている(タマゴ還元・復元で何度かやり直しさせられている)のは確定なんじゃないかな〜と読んでおります。

本編では「タマゴの還元・復元を行う際にはすべての記憶が消される」と説明されておりますが、それはあくまで脳内の記憶の話だと思います。失敗してタマゴに戻らされても、その期間の戦闘記録ケロロ軍曹のケロンスターに残っているはず。

その文脈で、ケロン星よりも超上位存在であるアンゴル族と友好を結んだという出来事はどう考えても政治的に必要な内容なのでケロンスターに記載されていてもおかしくさそう。

(ケロン星は侵略国家なので星同士の関係性の情報はめちゃめちゃ大事なはず)

そしてこの同盟関係を結ぶきっかけになったのが「ケロロ(いまのケロロ軍曹ではなく、タマゴ還元前のケロロ)」の手腕だったりするのでは?

ケロロ軍曹が軍に認められている能力というのは「ケロン人のみならず、派遣された先の異星人とも友達になれる性格・カリスマ性」ではないかと私は思っているので……。

だから幼少期モアちゃんと仲良くしていた「ケロロ軍曹」が今の「ケロロ軍曹」ではなかったとしても、そこの記憶は政治的に重要な記録としてケロンスターに記載されているので、ある程度の記憶は引き継ぎされているのかなぁと私は想像しています。

ギロロやゼロロが幼年組で出会った「ケロロ」を仮に2代目タマゴ復元型クローンケロロ」とすると、モアちゃんが小さい頃に出会っていたケロロは「1代目タマゴ復元型クローンケロロ」だった?

長期入院明けでギロロと出会ったというのは、そういうことじゃない?


……また、「スター持ち」が私の考察通り「タマゴ複製型クローン」と「複製型クローン」で構成されているとしたら、アンゴル族との共通点があることになるんですよね。

クルルによると<19巻p75>アンゴル族の「血族型精神体」というのは、以下のようなものだと説明されています。

  1. 親戚だけでひと種族
  2. 娘として生まれたものはまた娘として…

一定時間が経つとまた自分の役割(母、父、娘など)として生まれ直すことで、アンゴル族はずっと同じメンツ(親戚。同じ遺伝子情報を共有する人物)で構成されている、ということだと思います。

これって……

  1. 親戚≒オリジナルケロロの複製で構成された何体もいる「ケロロ」たち(=複製型クローン。遺伝子的共通あり)
  2. 娘として生まれたものはまた娘≒精神汚染または肉体的損傷が生じたらタマゴに還元・復元(=タマゴ還元型クローン)すなわち不死身の身。

こう考えると、ケロロとモアは同じような運命を辿っているのかもしれない。

同じ遺伝子を有する一族の中で生まれてはまた消滅し、またおなじ役割で生まれて……。

「スター持ち」は、ケロン人がアンゴル族を真似て作った「高尚な一族」なのかもしれないね。

スター持ちの隊長とアンゴル族のモアの二人は、昔から生まれ変わるたびに仲良しになっているのカナ❗️❓😄

1-3:複製型クローンであっても、全員同じ性格・性質にはならない

複製型クローンで、同一の遺伝子情報を持っていても、魂が違うので性格や能力には個体差が出るものであると私は認識しています。

一卵性双生児であっても全く同じ人間にはならないのと同じ理論です。

クローンなのに突然変異で通常のケロン人と異なる姿形で生まれたケロロくんの例もありますしね!

(当たり前のように己の理論でケロロくんをクローン扱いしている。ごめん…)

なので、複製型クローンで「ケロロ軍曹」とまったく同じ「ケロロ」を作り出すことは不可能だということでもあります。

1-4:まとめ

『「ケロロ軍曹」はオリジナルが別にいるクローン体であり、ケロロ軍曹のクローン(=つまりクローンのクローン)もつくられ記憶削除タマゴ戻しされたこともある説』をわたくしは唱えます!

2:漫画・アニメ世界線の差異について

ケロン人のドラゴン化(ウォリアースタイル)は劇場版設定の逆輸入でもあると思うのでどれぐらいの温度感で扱えばいいのか難しいところではありますが、原作読む限り吉崎先生はアニメ版の世界線もすべて「ケロロ」の世界と扱って、順次原作漫画に反映させて描かれていると思うんですよね。

切り離ささず、すべて公式の設定として同等に扱っていい気がする。

22巻のアニメクルル世界線からの通信しかり、並行世界の存在について本編でも取り上げてるし……

「ケロロ軍曹」はお子様にも読めるように基本はギャグマンガとして描かれてるから一見単純な世界観のように読めるけど、実際吉崎先生って結構SFお好きですよね……?

クルルの解説の質感からSF好きの匂いがぷんぷんするもん……。

3:クルルについて

ブラックスターのクルルの呼び方「少尉(24巻p152)/少佐(28巻p29)」のブレも謎。

少尉呼びはあくまでクルルが実体化ペンの特許を出した時の位ってこと?いやそんな覚え方する???

ブラックスター(≒ケロロくん)のケロンスターには、ケロロ軍曹がケロロ小隊として活動している300年の戦闘記録はもちろんない(実体験しているケロロ軍曹のケロンスターにしかその戦闘記録は追記されない)から、クルルに関する情報も少佐時代までのものしかないというのはわかるんやが……。

スルーされがちだけど「忍庁」の存在(17巻p74&18巻p144)もまだ謎が多くて、かなり考察しがいがあると思うんですよね。

まあどちらにせよ現在のクルルは大先輩であるという「ナムム元特務曹長」と同じ立場だと思う。

本部からデータを消して地球に隠居しているナムムの姿は、ドロロに重なる部分もあるが……。

性格が災いして曹長に降格された」というのもどこまで本当なのかわからんね。あくまで建前なのではないかと私は思っておる。

ケロン軍には「本部」と「大本部(最高司令官の上にいる組織)」の存在があるようですが、この二者の思惑は割と異なるのではないかと個人的には思っています。

ナムム、そしてクルルはこの2つの組織の間を彷徨う存在……?何かしら裏を読んでいる立場だよね。

結局クルルって何者なの〜〜〜!?!??

4:おしまい

もっと考察したいところですが、どうやら時間切れのようです。

明後日以降このHPの更新はストップになりますゆえ……。

これから俺はひとりで考察し理論を反芻するヤギになります。モグモグ……。

そうそう!別途で「アニメクルル回まとめ記事」も書いたので興味ある人は見てみてね!


みんなもたのしいケロロライフを送ろうな!!!

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この記事を書いた人

白森 さわ まんが家・イラストレーター

絵や文章をかいたり、歌ったりしながら生きています。

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