4月に引き続き、原稿中にひたすらケロロ軍曹を視聴していたら5月が終わっていました。
ごきげんよう、白森です。
いままであんなにも放置していたTwitterを急に更新し始めたかと思いきや、全部ケロロの話題でごめんね！
4月から突如はまってアニメ視聴を開始したケロロですが、とうとう劇場版5作もアニメ7年分もフラッシュアニメも全部観終わっちゃったよ〜〜〜〜〜〜！！
アニメは2週目に突入中。コミックスは大人買いしたものがつい先日届きました。現在6巻なり。（先日発売だった33巻は先に読んだ）
こんなにもマンガにドはまりしたのは、中2の時にゆるゆり狂いになって以来。なんと誇張なしに10年ぶりです。
なぜそんなにも長くオタクの心を失っていたかといいますと、お絵描きを仕事にしてから色々あって心の底からエンジョイできない精神状態がずるずる続いていたからです。かなしいね。
この記事書いたのが4年前なのも怖い
2023年になってようやく、おにまいやケロロなどの作品を好きになり、好きなキャラのお絵描きをする楽しさを10年ぶりに取り戻しました。しあわせだね！この調子でいつか完全復活できるといいな。
5月に入ってから、ぼちぼちお仕事のお知らせができるようになって参りました。
6月は2つぐらいお知らせできそうなので、ぜひチェックよろしくね❤︎
23年5月#読書日和
1：都会のトム＆ソーヤ（20）#はやみねかおる
もう発売から2ヶ月経ってるので、ネタバレあり感想でええよね？
チャイルド・トムソーヤ・・・・・・
チャイルド・トムソーヤ・・・・・・・・・・・・・・・・・・！！！！
ｳｯ！！！！！！！
小学生のときに、ふたりは出会っていた……？
やっぱり創也は小学生のころから周囲に馴染めず、1年生から不登校で人生ではじめてできたお友達が中学校で出会った内人くんってコトで、よろしいですか……？
これはオタクの妄想が生み出した幻想ではなく、公式なのですか……？
どうして、はやみねかおるのみことは、こんなにもオタクが好きなことをしてくれるのですか……？
ありがとうございます……おお、ありがたやありがたや……オヨヨ……南無阿弥陀……
普通の公立中に入って「毎日楽しくて仕方ない」創也……よかったね！！
それに対してふぅんと気の無い内人くん、相変わらずにぶちんだね！！！
こんなにも心の友である2人が、あずかり知らぬうちに対決することになるのが本巻！
激アツにきまってるよなぁ！？
読んでいない人は読め！！！！！！！
3：トモダチデスゲーム（4）#もえぎ桃
青い鳥文庫インターネットリテラシー教育部門（私が今決めた）トモダチデスゲーム新刊は4巻目！
今回は「トモダチオーディション」開催ということで、「〇〇がいい」個性的な新キャラもいっぱい登場だぞ！
以前からフェイクニュースなどは問題視されていましたが、ここ1年の間にChatGPTやAI画像生成技術が人間の想像をはるかに超えた成長を遂げたことにより、ほんの数年前よりもさらに、なにが本当なのかが分かりにくい世の中になってきています。
既存の情報リテラシーだけではどうにもならなくなってきているのがここ最近のSNS。
かつてはうそをうそであると見抜けた人でも、今のSNSでは知らぬうちに偏った情報を真実だと思い込んでしまっている人もおそらく少なくないでしょう。最近だと地方のカフェ云々の件が混沌を極めていましたね。タチが悪いのは、騙されている人間は自分が騙されていると自覚できないということ。
この世の全員が天地くんのように知識を持ちドライに他人を観察対象として観れる人間になれば万事解決。しかしそういった「場を客観視する能力」に関しては、その人の素質といいますか性格が関わっている部分も大きいと思うので、訓練や努力によって万人に平等に身につくものでもないのかなぁと私個人的には思っています。
もちろんある程度のリテラシーであれば教育で育てることはできると思うけど。今のSNSでそのレベルのリテラシーでは厳しい。むずかしいね。
それにもっと根本の話をしてしまうと「真実って何？」って話になってしまうし。同じ事象を観察しても捉え方は人それぞれ。そしてこの世界では常に勝者：すなわち何が真実であるかを決める権利を持てた人間が歴史を記録しているのである。
それでは、リテラシーが弱い人は「すごく頭がいい！それにいい人そう！」という人を見つけて、その人の語る情報を信じれば良いのでしょうか？
え？ この本を読めって？
なになに、「トモダチデスゲーム 類は友を呼ぶ」…… ？
ほう、なるほど！「中身の一番外側が見た目」だけど「外見だけで人を判断してはいけない」んだね。
一見明るくかわいい音羽くんに、天使のような見た目のきゅるんちゃん。
かれらの「本当」は……？
おっと、ここから先はネタバレになってしまうな。
あなたのその目で真実を確かめろ！
2：ララの魔法ベーカリー（3）#小林深雪
2巻では主人公ララちゃんが誹謗中傷やいじめを受け、さらには親友むぎちゃんの裏切り疑惑まで発生し不穏な終わり方をした本作。3巻ではどうなってしまうのやらとハラハラしながらページを捲りました。
結論から言いますと、これ以上にない絶妙なバランスでお話が展開されており、あまりの素晴らしさに私は息をのみました。既刊をそれぞれ単独で読んでも面白いですが、本作はぜひぜひ1・2・3巻を通しで読んでいただきたい！！！！！
まず、2巻に引き続きいじめられるつらさを非常に丁寧に描いている点に好感を持ちました。同じ立場に立たされている読者は、ララちゃんと一緒に痛みを分かち合いながらいじめを乗り越えられる。そんな力を本書は持っていると私は信じています。
ネット上での誹謗中傷と学校でのいじめを経験し、それを乗り越えたララちゃんの決意が、真っ直ぐでまぶしくてまぶしくて……。
ふつうの児童書（に限らずとも創作物）であれば、「いじめられた！つらい！でもなんとか解決したよ！やったね！めでたしめでたし」という単純な展開が多いのかなと思います。しかし、実際に誹謗中傷やいじめで受けた精神的な傷はそう簡単に消えるものではありませんし、人によっては一生背負う傷になります。
現実と同じく、ララちゃんが受けた傷もまだ癒えていません。しかしそれでも、痛みを覚えながらも立ち上がり前に進む決意をしたのです！ララちゃんは！！！！！！！
誰かから借りた言葉でもない、かっこつけて背伸びした言葉でもない。ララちゃん自身の経験ときもちによって生まれた決意の言葉は、12歳の女の子等身大のシンプルなもの、でもだからこそ強靭なもの。
そんな光り輝くララちゃんの決意はストレートに白森の心に突き刺さりました。なんて強くてやさしい女の子なのでしょうか、ララちゃんは……涙がちょちょぎれました。およおよ……。
中学1年生になってユーチューバーを始めたところから2学期がはじまるまでのたった半年で、ララちゃんはこんなにも成長したんだね……。
本巻の出来事そして決意は、ララちゃんの人生のなかでも大きなターニングポイントになるんだろうなぁ……。
美玲にどんなに嫌なことをされても、美玲と仲良しな4兄弟には告げ口のようにならないよう何も言わず、自分が辛い状況でも姉の幸せに水を差したくなくて相談しないことを選ぶララちゃん、心優しすぎて白森おばさんは心配です。
そして麦ちゃん！！！！！！！！！！
信じてたのに………どうして……？
序盤早々に裏切ってきたので一生許さないと思いましたが、その後ちゃんとララちゃんにごめんなさいしたのでもう一度信じます！！！すぐに元通りにはなれないだろうけど、一旦これで仲直りだよね……！
また二人が以前のように笑い合える日が来るのを…仲良しガールズだいすき妖怪こと白森おばさんは楽しみにしているよ……。
4：ケロロ軍曹（33）#吉崎観音
ケロロの話はツイッターでしまくっているのでこれ以上しませんが、一言だけ！
みんなもケロロ軍曹33巻を読もう！
ちなみに第297話植物兵器ナッチー回、私は叫びながら読みました。みんなかわいすぎ。
俺の名前は白森さわ。クルルの語尾につく「♡」だけを食し、生きる妖怪……。
