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2021年3月#読書日和

 

取り上げた本の中に政治・宗教・球団に関するものがあったとしても、
それが白森の思想を反映している訳ではありません。
読んだ本の内容=白森の思想ではありません。(大事なことなので2回)

 

#読書日和 とは

白森が今月読んだ本をただひたすら紹介するだけの記事です。

「オススメの本」を紹介しているわけではありません。
『白森の読書記録用日記』だと思っていただければ間違いありません!

 

読書日和もとい近況報告の記事だぞ!!

3月!今月は読切漫画を描きながらぼちぼちエッセイも書きつつ、面接に行ったり漫画の持ち込みをしたりネームをかいたりしていました。

以前の連載で色んなことがあったので、もう商業連載はいいっス…となり去年の私は人類補完計画を企んでいました。ですが約1年漫画の仕事を休み、他のことをしていたら精神がすこやかになったので、持ち込みを再開した所存です。危うく神殺しをするところでしたね…

今は一応担当さんがついたのでネームを出していますが、実際に仕事になるかはわかりません!!出版社側から声をかけられない限り、即決採用されることなんてほぼないので。

 

母親と姉と共にかびかふぇに行きました。

かわいいね!

 

もくじ

読書日和#3月

1:マイノリティデザイン

本書の内容はマイノリティを「かわいそう」扱いするものではなかったのでとってもよかったです。「マイノリティに優しい社会=弱者の救済であり健常者は割りを食う」のではなく「健常者にとっても、誰にとっても利益のある社会」になるというお話でした。実際、人間は適材適所なので、マイノリティに限らず各々が適した形で社会活動に参加できる方が良いにきまっているのです…

モノを作る上でクリエイターが心得ておくべき姿勢も描かれているので、マイノリティ云々に興味がないクリエイターの方でも読んで損はないと思います。

 

2:山田商店街

 

 

小学生の時に読んだ本の再読。一応この本は「短編集」というくくりになっていますが、短編の小説が掲載されているわけではありません。「架空の求人広告」や「架空の町内お知らせ」などがたくさん載っている、という既存にないジャンルの本です。どう表現すればいいのか難しいのですが、とにかくそういった構成を含めて個性的な本です!1時間もかからず読み切れるので、長文を読むのが苦手な方でも手を出しやすい本だと思います。

この本、めちゃめちゃ面白いので小学生当時も何度も読み返していたのですが、この歳になって読んでもやっぱり面白かったです。日常とファンタジーを掛け合わせた世界観に毒のあるユーモアが散りばめられており、私の好みド直球!!!よくもこんなウィットに富んだネタを量産できるな…

この感想文を書くにあたり、筆者の「山田マチ」さんの過去作を調べたのですが、どうやらこの方、普段は児童書を書かれているようです・・・・・!!!どお〜〜りで私の好きな児童書的ファンタジー世界観描写がめちゃめちゃうまいんだ・・・・・たしかに、だるまが食材である世界の話とか赤い羽募金のために幻の鳥の羽をむしるボランティアの話とか、普通の大人向けで書いてたら絶対思いつかないユーモアだよな…

 

3:14歳のノクターン

昔姉が買ってもらっていた児童書。家にずっとあったものの、これまで読破したことはありませんでした。と、言うのもこのお話は「昭和の中学生女子たちの恋愛・友情」を描いた内容で、物語冒頭から「女子グループ」のやりとりがあるのです。学校で起きる面倒な人間関係やらの描写がとても細かく、小説としてはとても素晴らしいのですが、その俗っぽい「リアル」な世界観が「リアル」すぎて、私にとっては負荷が大きすぎたのです。。。。
私が通っていた中学はそうでもなかったのですが、小学校はまさにこの本で出てくるような感じだったので、とにかく嫌な気持ちになりました。

私が異常に嫌悪しているグループ人間関係ですが、この人間関係の形を美しいものとして表現する世界線があるのだなとわかりました。(この本の帯には「熱く激しく、限りなく優しいー昭和30年代の少女たちの物語」と書かれているので。少なくとも出版する側はそう認識しているということ)

勝手に噂話をして一切の秘密を許さず仲間をハブる人間関係のどこが優しく美しいのか私にはよくわかりません。自分のために相手に親切にする策略的行為のことを「やさしさ」という言葉で表現しているのか?各個人を尊重せずにみんな一緒になることを強制される中で生まれる「悩み」が「美しい青春」なのか?「そんな人間しょうもない」と思って、小中高ずっとクラスの人間関係に一切関与せずひとりを貫いてきた私の方が「しょうもない」のか???(早口マジギレ)(※グループではなく個人で話しかけてくれた優しい子とは仲良くさせてもらってました)

でも事実、なんとなく周りに合わせてうまくやっていくのが「普通」で「喜ぶべき成長」で「思春期の微笑ましい」人間関係であり、ノスタルジーの対象になりうるものだということでしょう…
グループ人間関係が悪いのではなく、単に私が潔癖すぎるというか、人間に対して夢を抱きすぎなんでしょうね…だって…まんがタイムきららみたいに、仲良しな女の子たちが平和にキャッキャウフフしてる世界がどこかにあると信じたいじゃん…私は…きららの女の子たちのグループになら入りたい…

 

 

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この記事を書いた人

白森 さわ まんが家・イラストレーター

絵や文章をかいたり、歌ったりしながら生きています。

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