2022年10月#読書日和

1日遅れの読書日和更新！

10月はリリースのタイミングが重なった月だったので、お仕事告知が多かったですね。

そして10月からTwitterで絵日記投稿を始めたり、ブログも更新していたので（えらすぎる）新しい近況報告はありません！

KOTOKOさんのライブに行ったり、ディズニーホテルに行ったり、ゲームマーケットに行ったりしたよ！

こう考えると今月は充実してたかも。10月1日のことなんて3ヶ月前ぐらいの体感ですし。

長い1ヶ月だったな。

年内はそれなりにお仕事の予定があるのですが、来年以降の予定が全くありません！！！！

児童書やキャラデザなど、イラストや漫画のご依頼お待ちしております！

来年から動画やLIVE2Dの受注も開始する予定なので！！！！

だれか！！

私を助けてください！！！！！

22年10月#読書日和

1：推しになりたい！！ /令丈ヒロ子

すごいです。
もう一度言います。すごいです。
全員読んでください。

「推し」という新しい言葉がタイトルに入っていたり、めちゃめちゃかわいい表紙だったりするので「こどもウケ最優先のラノベ寄りエンタメ作品かな〜」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
違います。
いや、完全に違うわけではなくて、もちろんエンタメ性にも優れたお話なのですが、もう作品に込められたメッセージの数とその深さが…大海原……。

エンタメ120％でめちゃめちゃ面白い上に、児童文庫らしいメッセージ性も120%ばっちり込められているという全国模試第1位で中体連陸上全国1位の文武両道優等生みたいな作品です。

どうしたら、こんなにおもしろい話に仕上げながら、子どもたちに寄り添ったメッセージまでをも込められるの……？？？ すごすぎる………どうなってるの……？？？？（混乱）

令丈ヒロ子先生の作品は「若おかみは小学生」をはじめ「温泉アイドルは小学生」や「ダイエットパンチ」など色々拝読していたので、その筆力の高さは知っていたつもりでしたが……
元々大きかった期待をさらに上回る作品です。
こりゃあポプラキミノベル編集部もこの作品を「推す」わ・・・・・
本当に1回でいいからみんなにも読んでほしい・・・・

商業的にラノベ的キャッチーさが児童文庫にも求められる時代。
その市場トレンドを取り入れながらも、読者である「小学生」をしっかり見つめながら制作された作品だなと感じました。

すばらしさばっかり語ってしまったので面白シーンをネタバレにならない程度に描こうかな。
物語冒頭で、主人公たちは「エンタメ小」に入学するのですが、その「入学式」がありえないぐらい派手すぎてめちゃめちゃおもしろいです。

だってミラーボールがぴかぴか光るステージで在校生と先生がダンスして歌いはじめるんですよ！？！？！？！？
そんな学校ないだろ！？！？！？
だけど、この本の中には、そんな楽しい世界が実在するんです！！！！！！
うれしいね〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！
「小学生の考える芸能界‼️」感が愛おしい……
はやく100巻まで読みたい……

ちなみに私は完全に「ドキ」推しです。
私は元気系主人公があんまり好きになれないタチなのですが、本書の主人公「れいん」ちゃんはただ明るいだけではない子で好感が持てます。
つまり好きってこと❤︎
私の推しはドキだけど、他のキャラもみんな「良い」です。
主要キャラの魅力がひとりひとりしっかり描かれているので、読者はキャラに好感を抱きながら読めます。
読むのが楽しくて仕方ないね〜〜〜〜〜❤︎

いや〜〜〜〜〜・・・
1巻を読んだだけで、ここまで登場キャラの魅力に悩殺されて好きになれるのも珍しいことですよ。
「キャラクター」ひとりひとりの魅力がしっかり描かれている、最高の作品です。
やっぱり「Cコース」はエンタメの根底ってことやね・・

2：シウマイの丸かじり/東海林さだお

文章のリズムがとってもよくて、私好み。
作者はなにものかしら？と思い作者プロフィールを覗いたところ、漫画家さんでした。
わかる〜〜〜！漫画家のエッセイって感じです！！！
味のある挿絵とエッセイ本文の相乗効果で「丸かじりワールド」が炸裂しております。
さくらももこ先生のエッセイが好きなタイプの人間であったら、本書も楽しく読めると思います！

3：弁当屋さんのおもてなし（1）/喜多みどり

4：弁当屋さんのおもてなし（2）/喜多みどり

5：弁当屋さんのおもてなし（3）/喜多みどり

シウマイといい、この時の私は食べ物が出てくる本が読みたかったんですよね。
最近ずっと何かから逃げ惑う夢ばかり見ているので、私の深層心理は「癒し」を求めているのかもしれない。

表紙がとても美味しそうなお弁当の絵だったので、食堂のおかあちゃん的な人物が出てくるハートフルほかほかコメディを勝手に期待し、一気に3巻分手にとって読みはじめました。

10000％ラブコメでした。

いや、ラブコメでも全くかまわないんですよ！
1巻の時点ではそこまでラブ推しではなかったですし、癒し要素もあってよかった！！
お弁当の描写もおいしそうで読んでいてうれしいきもちになりました❤︎
やっぱり調理や食べるシーンが丁寧な作品は良きですね。

2巻以降からはLOVE STORY色が目立ってきて、少女漫画っぽい味が強くなっていきます。
…私が読む本ではなかったね！
（これはマジで作品は悪くない。20代女性という明らかに本書のターゲット層なのにLOVEに喜ばない私が悪い。）

今回このブログに本のURLを貼るために、アマゾンでタイトル検索かけたところ、案の定本作はコミカライズされていました。
そう、かなり漫画っぽいんです！（よくみたらキャラクター文庫として出版されていたので、これは自然の摂理）
なので普段あまり小説を読まない人にでも読みやすい作品かと思います。
お弁当屋さんのイケメンとの恋愛模様を楽しみたい女性はぜひぜひ読んでみてください！！

6：モップの魔女は呪文を知ってる /近藤史恵

かわいい表紙の絵に吸い寄せられて手に取った本。
章ごとに主人公（一人称視点）が変わるタイプの構成です。

「魔女」というファンタジーゆめかわワードに釣られた私ですが、本書に描かれている世界観はリアルです。
むしろ現実の嫌なところを掬い上げたような描写が多いので、ファンタジーな世界感を求めている私のような人間にはちょっとミスマッチかも。
不倫や隠蔽など、漫画バナー広告で見かけるような「リアルな嫌さ」系の話がお好きな方にはめっちゃおすすめできます！！！

おしゃれでかわいいのに高度な推理力を持つモップの魔女は、非常にキャッチーなキャラクターでした。
本書の解説によると、どうやら「モップの魔女」はシリーズモノのようです。
他の巻にはモップの魔女の人間味が垣間見えるお話もあるようなので、今度はそっちを読んでみたいな。

7：桃のデザートには隠し味 /リヴィア J ウォッシュバーン

こちらも食べ物タイトル！桃の表紙がかわいいね❤︎
きっとおいしくてかわいい話だろうと期待して読んでみました。

10000％殺人事件でした。

なんで？？？？？？
車の下敷き死と毒殺と轢死が発生して、3人の人間が死んですけど？？？？

いや、面白かったけどさ！！
なんで今月私が読んだ本、表紙と本文の内容があってないの！？！？！！
（A：白森は口コミなどを事前に一切調べず、表紙と直感だけで選書しているから）