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2019年7月 #読書日和

取り上げた本の中に、政治・宗教・球団に関するものがあっても、
それが白森の思想を反映している訳ではありません。
読んだ本の内容=白森の思想ではありません。(大事なことなので2回)

 

#読書日和 とは

白森が今月読んだ本をただひたすら紹介するだけの記事です。
「オススメの本」を紹介しているわけではありません。
『白森の読書記録用日記』だと思っていただければ間違い無いです!

 

今月は仕事以外の用事がめちゃめちゃ多かったのであんまり読めていない!

(なんだかこれ、毎月同じことを言っている気がする…)

 

 


 

1:企画力! ビジネス・プロデューサーになる50の方法

横山征次著-講談社(講談社現代新書)-2003

2003年に書かれた本だとは思えないほど先駆的な内容でした。今読んでも全く古くない…!こんなビジネスプロデューサーが日本にたくさんいれば未来は明るいでしょう。
…逆に言えば、この本が出版されてから約16年経過した今でも「ビジネスプロデューサー」の供給が足りていない状況であるということ…
あまり「日本人は〜だから」という言い方はしたくないのですが、それにしてもやはり日本人は前例のない企画を動かしたりすることが苦手のようですね…
まああんな集団行動監獄(学校)に12年間も義務で通わされたら、従順な労働者は生まれても自由な発想を持つリーダーは生まれませんよ!(過激派)(私怨)(学校好きな人ごめん)

ちなみに、漫画家は企画から実現までのすべてをほぼ一人でやらねばならぬので(もちろん編集さんにもご協力していただけますが、軸は自分なので)ちゃんとこういった勉強はしないといけないなぁと感じました…もちろん私の場合ですが。感覚派の作家さんはこんなこと考えなくて良いと思います!!

 

2:プロジェクト写楽 新説江戸時代のキャラクタービジネス

富田芳和著-武田ランダムハウスジャパン-2011

今も昔も、オタクは推しにお金を落とし、グッズを収集する生き物だということがわかりました!「ひいき」って言い方も良いですね!「推し」よりもなんだか粋な気がします!!
ちなみに、タイトルは「写楽」ですが、浮世絵(役者絵)の販売プロデュースなどは蔦屋重三郎の手腕によるものです。最後まで読んで「結局すごいのはじゅーざぶろーじゃね?」となりました。(小並感)

なにがともあれ、「芸術」と「エンターテイメント(大衆文化・商業主義的)」の違いを考えされられました。芸術だって、偉い人たちに「評価」されてはじめて「芸術」になります。人にウケないものは芸術にもエンタメにもなりません。ただの自己満足です。
また、いまでこそ浮世絵は美術品のように扱われていますが、当時の日本人にとっては漫画・アニメのようなもので「商品」だったはずですからね…
芸術もエンタメも、ぶっちゃけ大差ないのだと思います。お手頃な「金銭的価値」を付与されているかいないかで「ありがたみ」が変わるというだけで。

 

3:ちびまる子ちゃん大研究

増淵宗一著-日本放送出版協会-1991

ちびまる子ちゃんだけでなく戦後〜1990年代までの漫画について触れられていました。(サザエさん、じゃりン子チエ、クッキングパパなど…)
漫画から当時の生活や衣食住の変容を感じ取れるね!というお話が多かったです。確かに、私たちは普段あまり意識せずに漫画を読んでいますが、漫画はその書かれた時代の文化や思想、生活が色濃く反映されますよね…ここ数年でLGBTの関心が高まるとともにLGBT漫画もめちゃめちゃ増えましたもん…
とはいえ、長く愛される漫画というのは時代の変化に左右されないキャラクターの魅力や普遍的な面白さを必ず持っているのだろうなと思いました。

 

4:少女雑誌ふろくコレクション

弥生美術館, 中村圭子, 外舘惠子編-河出書房新社(らんぷの本)-2007

ふろく…なんてなつかしいひびき…!
わたしは2000年代のちゃおっ娘だったので、この本に掲載されているようなモダンふろくを手にしたことはありませんが、なぜだか昔に戻ったようなきもちになれます。
ふろく制作…たいへんだろうけど楽しそう…
ああ…私も同人でグッズつくりたいな…

 

5:呼吸の極意 心身を整える絶妙なしくみ

永田晟著-講談社(ブルーバックス)-2012

自律神経が不調なみなさんにおすすめ。(自戒)
呼吸は大事だよ…私も呼吸を極めて荒木先生みたいになりたいな…
(荒木先生は何年たってもお年を召さない(?)し、
ジョジョ自体、呼吸に関する話(波紋とか正にそう)も多いし…
少なくとも呼吸に関心がおありだということは間違いなさそう。
呼吸を極めてスーパー漫画家になったのではないかという勝手な想像)

本書では呼吸の科学的メカニズムが詳細に語られておりますが、単に呼吸法だけ知りたい方にとってはすこし遠回りな内容であることは否めません。(私はこういう話が好きだけど)
ということで、関連書籍として「呼吸入門」(斎藤孝著 角川書店 2003)もここでご紹介しておきます。私が激病みしていた高3の時に、精神の安定をもとめて購入した本!
難しい話はなく、いかに呼吸が大事かについて先生の経験を踏まえて語られております。これを読めば、呼吸への意識が高まること間違いなし!

 

 

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この記事を書いた人

白森 さわ まんが家・イラストレーター

絵や文章をかいたり、歌ったりしながら生きています。

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