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2019年6月 #読書日和

ブログ
取り上げた本の中に、政治・宗教・球団に関するものがあっても、
それが白森の思想を反映している訳ではありません。
読んだ本の内容=白森の思想ではありません。(大事なことなので2回)

 

#読書日和 とは

白森が今月読んだ本をただひたすら紹介するだけの記事です。
「オススメの本」を紹介しているわけではありません。
『白森の読書記録用日記』だと思っていただければ間違い無いです!

 

今月は出かける頻度が多く、電車移動時間で本が読めました!!

 

今回は冊数が多いので感想文はちょっと短めにします!!!

 


 

 

1:絶望の裁判所

「これは事実なのか」と疑いたくなるほど「裁判所」の腐敗について赤裸々に綴られております…一見すると「裁判所嫌いの過激派が書いたのか…?」と思ってしまうほど。

一方で筆者の瀬木さんの文章からは、「中立の立場で」「語弊が生じないように」書いていることがとても伝わってきます。(注意書きや補足がとても多い)
あくまで私の見解ですが、多分この本に書かれていることはかなり事実に近いものなのではないかと感じました…。もちろんこの一冊だけで判断するつもりはありませんが!

日本の司法制度が見直されることを祈ります…

 


2:黒い肌と白い心

澤田美喜―黒い肌と白い心 (人間の記録)
澤田美喜―黒い肌と白い心 (人間の記録)

三菱財閥本家・岩崎家の長女として生まれた岩崎(沢田)美喜さんの自叙伝です。内容とは関係ないのですが、まず驚いたのは「文章から伝わってくる育ちのよさ」。1ページ読んだだけで、文章から醸し出される上品さに圧倒されました…

筆者の美喜さんはお金持ちの家に生まれながらも、半生を混血の孤児たちを救うために大変な苦労をしながらボランティア活動に身を捧げた方です。戦後の財閥解体を経て、裕福な生活から一変。財産をも没収され私財を失った環境の中で「敵国の血を持つ」混血児に手を差し伸べるいう行為は、生半可な正義感では到底行えません。

幸せはもらうものではなく「与えること」だということを体現した美喜さんの生涯を、ご本人が書かれた文章で現代に残されているということはとても幸運なことです。ご一読を強くおすすめします!!!ここでちまちまと感想を書いて伝わるスケールのお話ではないので…


3:痛覚のふしぎ

この本を借りた当初はてっきり「身体的な」痛覚のお話だけ展開されるのかと思っていたのですが、読み進めてみると「心の痛み」についても書かれておりました。

「身体が感じる痛み」と「心が感じる痛み」は双方「脳」により生じるもので、根本的なメカニズムに大きな違いがないのです。そのため本書では心の痛みについても言及されているようです。切っても切り離せない関係ってやつ!

たしかに、精神的な理由で身体的な痛みを強く感じたりすることもありますよね。それに痛みの感じ方には個人差があるって言いますし。感受性とも大きく関係していそうです。

ちなみに私は精神的にも痛みを感じやすいですし身体的にも痛がりです!!繊細だからみんな私にやさしくしてね!!(めんどくさい女)


4:アニメに息づく日本古典

アニメに息づく日本古典―古典は生きている― (新典社新書51)
アニメに息づく日本古典―古典は生きている― (新典社新書51)
長く愛され続けているマンガ(アニメ)のお話には古典の要素(いわゆる貴種流離譚などの普遍的に好まれる物語展開など)が盛り込まれているというお話です。

去年私が読んだ本の中に「マンガ・特撮ヒーローの倫理学」(諌山 陽太郎/鳥影社)というものがありまして…。こちらの本にも同じようなことが書かれておりました。
神話や古典は何千年もの時を経て残っている、いわば「最強の創作物」です。そりゃあ人間が普遍的に好む要素・展開を持つはずですよね。
マンガに限らず、お話づくりをする方はぜひ読んでみてください!


5:昔話の深層

前に取り上げた「アニメに息づく〜」の中で取り上げられていた本。せっかくなので読みました。

ものすごく詳細に、グリム童話のストーリー構造をユング心理学に基づいて紐解いていく内容となっております。しかし、私にとってはかなり難解で…一回読んだだけでは全てを理解することはできませんでした…きっとユング心理学の予備知識があれば読みやすいのだと思いますが、私はユング心理学に明るくないので…もう一度ゆっくり読み直そうかと思います。

難しいとはいえ、全体としては要するに「童話には、普遍的に人が持つ心象が反映されている」ということです。だからこそ時代を超えて多くの人に愛されているということ…先ほども書きましたが、童話も「最強の創作物」なんですね。

上記の2冊を読んで、「マンガを描く人間としてちゃんと古典を勉強しなければならないな」と強く反省いたしました…。

6:さようなら、ラブ子

さようなら、ラブ子―yoshimotobanana.com〈6〉 (新潮文庫)
さようなら、ラブ子―yoshimotobanana.com〈6〉 (新潮文庫)

私の中での吉本ばななさんのイメージは、「さくらももこさんのエッセイに時々登場する人」という大変偏ったもの。そう、私はこれまでの人生の中で吉本さんの本を読んだことがなかったのです…。いつか読みたいと思っていたところ、偶然図書館で吉本さんのコーナーを見つけたので早速借りて読んでみました。

ありふれた日常の中に吉本さんの人間性を感じられるエッセイなのですが…吉本さんの感性に近いものを持った人が知人にいて…その人の顔が脳裏にチラチラと現れ、なんともいえないきもちになりました(?)(超個人的感想)

7:視聴率ゼロ!

「極小テレビ局」という恵まれない環境にいながらもその環境を逆手にとって自由に番組をつくり、みごと人気番組を生み出したテレビプロデューサーが書く「ビジネス自己啓発本(?)」です。業界人に限らず、「恵まれない環境のせいでうまくいかない」と感じているサラリーマンのみなさんにも響く内容ではないでしょうか。

筆者:大川さんが、「人脈・コネクション」をとても大事にしている様子が伺えます。もしかしたら最近の社会の流れに逆行したワークスタイルだと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際問題、仕事は人間同士が行うものなので、信頼関係を築くこと自体は大事だと私も思います。(自戒)もちろんそれが、必ずしもプライベートに踏み込むものである必要はないとは思いますが!

 

8:悪人

とある目的があり小説・映画双方鑑賞しました。吉田さんの作品としては、「怒り」(映画)を以前観たのでこれで2作目。
…やっぱりラストの展開が「吉田修一」ですね!!かなり前の作品なのでネタバレも何もない気がしますが、一応ストーリーについては伏せておきます。

「気が付きたくない」ところを突いてくる作品でした。
果たして「悪人」は、一体誰だったのでしょうかね!