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ブログ日記

誰か「真面目マッサージ小説朗読ASMR」を作ってくれ

長期にわたる疫病戦争で疲弊しきった世界。

今、この世界に必要なものを、私は知っている。

真面目マッサージ小説朗読ASMRだ。

しかし2021年8月現在、「真面目マッサージ小説を朗読するASMR」を私の観測内で発見することはできなかった。普通のASMR動画は都内のファミマのごとく点在しているというのに。私は絶望した。このままでは、とげとげになったみんなの心がどんどん荒んでいってしまう。一刻も早く、誰か、真面目マッサージ小説朗読ASMR動画を制作していただきたい。

そもそも「真面目マッサージ小説」が何なのかわからない、という不届き者のために説明しよう。真面目マッサージ小説とは、その名の通り真面目なマッサージの小説である。マッサージ施術の様子・その時の気持ちよさを文字で書き起こしたものであり、21世紀で最も優れた文化の極みと言って過言ではない。

詳細は、私が数年前に目を充血させながら書いた真面目マッサージを布教する記事を参照してほしい。一応申し上げておくが、決してリンパの凝りを執拗にほぐしお注射を施すSUKEBEな小説のことではない。「真面目」なマッサージだ。変な期待はするな。

真面目マッサージ小説と気持ちイイ音であるASMR。どちらも最高の癒しコンテンツであるにも関わらず、なぜ双方を掛け合わせたコンテンツは存在していないのか。いつになったら真面目マッサージ小説のメディアミックスおよびクロスメディアは行われるのか。KAD○KAWAやanim○teは真面目マッサージをほっぽらかして一体何をやっているのか。私は憤怒した。

真面目マッサージ小説を、目を瞑りながら摂取し、そのまま眠りにつきたい。朗読してほしい。そしてなんだったら、朗読している後ろでリアルなマッサージ音…すなわちASMRが流れてくれるとより嬉しい。

これが人類の夢ではなかったのか?真面目マッサージ小説とASMRのダブルパンチで床に就く、眠れるの森の美女も羨む優雅な睡眠生活を送りたかったのは私だけなのか?いや、そんなはずはない。いつからみんなは初心を忘れてしまったのか。やはり人類は愚かだったのか。私は涙した。

たしかに、著作物である小説を朗読する動画を作るには、権利確認なども必要だろう。おそらく手間もかかる。だが、チャレンジしてほしいのだ。YouTubeの検索窓に「真面目マッサージ 朗読」と投げても官能小説朗読動画しか発掘できない日々は、もうこりごりなのだ。

「そんなに言うのであれば、お前が真面目マッサージ小説を書いて自分で朗読すればいいじゃないか」という声も聞こえてくる。確かに一理あるが、逆にこう問いたい。「自分の囁き声を聞きながら眠りたいか?」と。

このくやしさから私を救えるのは、いまこの記事を読んでいる君しかいないのである。一刻も早く、誰か、真面目マッサージ小説朗読ASMR動画を制作していただきたい。

泣きつかれ、疲弊しきった私は、猛暑の中で俯きながら歩いた。家までのいつもの道。いつも通りの日常。鉛のように重い気分に比例して足取りも重く、とうとう私はたちすくんでしまった。

「…あれ?ここにこんなお店あったっけ…?」

私が立ち止まった目の前には、こじんまりとした、しかし感じの良いお店が建っていた。黒板の立て看板には「マッサージコース 60分〜」と書かれている。換気のためか少しドアが開かれており、そこから漏れ出る冷気が気持ちいい。

「家帰ってもすることないし、久しぶりにマッサージでも受けようかな…」

一瞬躊躇したが、たまにはリフレッシュも必要だろうと自分を甘やかす。木目が美しいドアをグッと押し、私はその店に足を踏み入れた。

店内はアロマが炊かれているようで、レモングラスの香りが鼻を抜けた。空調も涼しいが、なんだかやわらかい空気。私が思わずホッと息を吐くと、店のおくから髪をひとつにまとめた女性が顔を覗かせた。

「いらっしゃいませ。問診票をお渡しするのでそこにおかけください。ハーブティは何になさいますか。」

 

 

 

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