新年一発目の読書感想ブログのお時間ですよ!
…さて。
早々に申し訳ないのですが、悩んでいることがありまして。。。
「児童文庫の感想文をここで書いて良いか否か問題」です。
というのも、今年からわたくしめも児童文庫の挿絵をさせていただくことになりまして。
それ故に、最近刊行されたような児童文庫の感想を白森名義で発表しづらいんですよね…。
(私の気持ち的に。誰かに止められたとかでは一切ない)
作者ご本人に感想を見られるかもしれない・今後実際に会うことがもしかしたらあるかもしれないとか考えると…!!!(※杞憂)
また、もしかしたら第三者の方の中には
私(挿絵マン)と児童書作家さんを「同業者(?)」と捉える人もいるかもしれません。(おこがましくてすみません)
私としてはただの一般ピープルとして児童書を読んで喜んでいるだけなのに、
「白森ってヤツはこんな感想を書くのか?同業者だろ?仕事に関するやつなんだから感想書くならちゃんと書け!!」
とかなんとか思われたりしたらどうしようとか…ごにょごにょ……
ただの自意識過剰だと分かってはいますよ!?!?!
だけどなぁ…
どうすればいいんだろう…
実は「イケバナ男子!」(著:つくもようこ先生 今月2月9日発売!)の挿絵を描く前にも
つくもようこ先生の過去作である「パティシエすばる」と「ねこやなぎ食堂」を拝読させていただいていました。
読んだのは10月・11月ごろですが、その時もこの読書感想ブログには掲載しませんでしたね。
おもしろかったので感想も語りたかったのですが、私がここで書いてしまうと仕事アピール(?)だと思われてしまいそうというか、なんというか…
(コンペで仕事を得たことは公になっているのだから別に問題ないんだろうけど)
http://aoitori.kodansha.co.jp/book/2022/2/1.htmlでも今後も児童文庫はめちゃ読みたいし、
イチ読者としておもしろかったという感想を語りたいのだが???
どうすればいいと思う????
とりあえず今月は関しては、児童文庫は感想なしでお送りします。
取り上げた本に政治・宗教・球団に関するものがあっても、
それは白森の思想・信条とは無関係です。
読んだ本の内容=白森の思想ではありません。
読書日和#1月
1:高次元空間を見る方法(ブルーバックス)
感想
高次元を見る方法が書いてある本です!(タイトルママ)
内容はとても面白いのですが、本文中にちょくちょく挟まってくる「答えがない問いを追及する行為には意味も意義もない。一方で数学的な問いを追及する行為には意味があって意義もある」という筆者の思想が私には合いませんでした。
もちろん実利的な数学的問題を追及することは素晴らしいことです。
だからといって空想的な問いを空虚だと言って一蹴するのは、果たして豊かなことなの?哲学と数学に優劣なんてなくない??そもそも意味のないものに意義がないなんて誰が決めたんだ?と思いました(怒)(お気持ち表明)(本文主旨と全然関係ないところでキレてる)
2:王家の遺伝子(ブルーバックス)
感想
遺伝子、なんだかんだでよくわかっていない部分があってロマンがあります!!
最近まで上野でミイラ展があったのを皆様はご存知ですか?
私も行くつもりでいたのに、タイミングが合わず。
行こうとした日にはもう展示が終わっていて悲しいきもちになりました……
本書では、化学的なDNAのお話の他、DNAという「個人情報」をどう取り扱うかという現代的問題にも言及されています。
DNAに限らず、高度な医療や化学は取り扱いを間違えると人を救うどころか傷つけてしまうものです。
化学の発展と並行して倫理的な話し合いを行うことは、私たちパンピーが想像している以上に大切なんだろうな…
3:ことばけ! ~ドロドロ人だまをふわりと解決!?~(集英社みらい文庫)
↑すみません。感想書かないって言ったばっかりなんですけど、自分、一言だけいいっスか?
ことばけ、おもしろい!!!!!みんなも買おう!!!毎月新刊出てほしい。
あと、みらい文庫は、装丁とかあらすじのページがマンガみたいでかわいい!