2023/8/13より活動休止

事実上、大学生活終了

期末レポートをすべて提出し、私の大学3年秋学期が無事終了した。それと同時に、私の大学生活も事実上終了した。

理由は明快で、卒論以外の単位を今学期で全て取り終えたからだ。来年度は月に1、2度ほどしかないゼミに顔を出し、冬に卒論さえ提出すれば卒業となる。

もちろん今期の単位を落としまくってしまったら、来年も授業を履修しなければならない。だが、自慢じゃないが私はサークル活動や交友などを一切行わず、授業だけを受けるために一限から大学へ通っていた善良で陰湿な学生だ。バイトの面接は全て落ちてきたが、単位を落としたことは一度もない。よって、私は今期の単位も全て取れると100%確信しているのである。

今年度は秋学期も春学期も、結局ずっとリモート授業だった。来年度は原則対面授業にするという案内が出ているが、もう授業がない私にはあまり関係ない。結果として私は、キャンパスライフを2年しか送ることができなかった。

私が大学内で一番長い時間を過ごした場所は、間違いなく図書館だ。私の大学の図書館はあまり規模が大きくないのだが、逆に選書しやすく私にとっては快適な空間だった。ぼっち飯がしやすい飲食スペースが設けられていた点も高評価ポイントである。我が大学の食堂の席は相席することが前提に設計されており、ひとりでその机を利用してしまうと2、3席ほど空きができてしまう仕様だった。限られた食堂のキャパシティを無駄に消費してしまっているという罪悪感でご飯の味がわからなくなるため、私は食堂が苦手だったのだ。図書館は、私が唯一笑顔でご飯を頬張れる場所でもあったのである。

学校がある日は毎度図書館でお昼を食べ、週に一度は必ず館内をぐるぐる歩き回っておもしろそうな本を探し出すことが習慣になっていた。大学1、2年当時は漫画の連載があり、学校と睡眠以外の時間はひたすら原稿を進めなければならない日々を送っていた私にとって、借りた本を通学途中の電車内で読む時間は、なにより大切な息抜きの時間であった。

こうして図書館の「おまいつ」と化した私は、司書さんの認知を得ることとなる。これが私が唯一大学生活内で解除できた実績だ。

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この記事を書いた人

白森 さわ まんが家・イラストレーター

絵や文章をかいたり、歌ったりしながら生きています。

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