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2020年8月#読書日和

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取り上げた本の中に政治・宗教・球団に関するものがあったとしても、
それが白森の思想を反映している訳ではありません。
読んだ本の内容=白森の思想ではありません。(大事なことなので2回)

 

#読書日和 とは

白森が今月読んだ本をただひたすら紹介するだけの記事です。

「オススメの本」を紹介しているわけではありません。
『白森の読書記録用日記』だと思っていただければ間違いありません!

 

 

読書日和#8月

1:翔太と猫のインサイトの夏休み―哲学的諸問題へのいざない

この本の感想文を書くのはなかなか勇気がいるな…
わかってないことを書いておりましたらすみません…殺さないで…

 

この本では、猫の「インサイト」が小学生キッズの「翔太」に対して
「哲学的な問い」をするという会話形式で哲学的論議が展開されております。
中学生・高校生向けに書かれた哲学の本です。

「子ども向けに書かれた」内容であるからこそ、大人にとっては「むずかしい」、…というと語弊がありますね…
哲学はそもそも「理解する」「わかる」ものではない、というのもありますが…
「かつて自分で感じたことのある哲学的な問いを思い出してもらいたい」という筆者の言葉に全てがつまっていると思います。

死ぬまで何度でも読みかえして探究できる、
核心的な「哲学的諸問題」が取り上げられている本です。
これはほんとうに面白い本なのでみんなも読もう!!!!

物語展開のしかた(情報の出しかた)や最終章での裏切りかたに、
なんとなくゲームシナリオに近しいものを感じるなと個人的に思いました。
(本編内容とは全く関係ない感想)

 

2:くまのベアールとちいさなタタン おいしいおうち

これは私が小学校低学年(2005年頃)の時から読んでいる児童書です。
2000年に発行されたものだったのかぁ…
今回アマゾンのURLを貼るためにサーチをかけて初めて知った…
当時は新刊だと思ってたわ…

児童書は基本的に時代に左右されませんが、このシリーズは特に絵柄もスタイリッシュで、今見てもやっぱり古くないですね…
私の家には「くまのベアールとちいさなタタン」シリーズの第6巻までがあるのですが、
どのお話も動物たちの友情・家族関係が描かれており大変私好みです。

毎度ちょっとしたことでの人間(動物?)関係上でのトラブルが起きるので
「こういう感情、小さい頃はあったな〜」としみじみしてしまいます。
また非常にシンプルな文章なのにも関わらず、ものすごく想像力を掻き立てられるのもすばらしいですね…
文章から温度と匂いがする…
子どもごころを描ける大人の児童書作家さんって本当にすごいなと改めて思いました。。

3:まんが パレスチナ問題

 

この本は大学一年生の時に一度読んだものなので再読です。
読書日和的には初登場かな?

ダイレクトに宗教や人種のお話になるのでここでは感想は控えます…

 

4:パンダのポンポン

 

こちらも児童書…なのですが、小学生当時の私が読んだ時には正直そこまで刺さっていなかったタイトル。
(もちろん面白いのですが)

子供が好む「繰り返し」の技法も使われていますし(「大きなかぶ」みたいな展開のこと)、
作中にリズム感の良い歌が挿入されていたり登場キャラクターも動物だったりと、一見どうみても「児童書」です。
多分作者さんはこの「パンダのポンポン」を書くにあたってちゃんと児童向け作品の勉強をしてから書かれたんだと思います。
(今回調べたところ、この作者さんは元々子供向けではない一般の小説を書いていらっしゃたようです。)
なによりイラストもめちゃめちゃ可愛いですし、文章もとってもやわらかくて素敵です。
でもなにか違うなあと思っておりました。

今回改めて読んでみて、多分これが私に刺さらなかった理由じゃないかな?という点がわかりました。

児童書にしては「現実」感が強いんです。
それは「事象」ではなく「世界観」が、です。
簡潔にいうと「一見童話チックな動物たちの世界観の裏に、リアルな資本主義社会の存在」を感じてしまうんです。

前述した「くまのベアール」や私の大好きな「なんでも魔女商会」シリーズなどは
登場人物以外の人々(=描かれていない人々)も、登場人物たちと同じ世界観の下でくらしているんだろうな」と読めるんですよ。
実際に「登場人物たちのいる世界は存在する」と信じられるんです。

ですがパンダのポンポンでは
作中で描かれている童話チックな動物たちの生活の『外側』は『現実世界(=私たちの住んでいる世界)』があるのでは?」
と想像できてしまう部分が(私としては)若干あるんですよね…
「ベースは現実の世界観で、その中の一部に「パンダのポンポン」たちの童話チック動物社会が『つくられている』」という感じ。

「大人が考えた童話っぽい話」感が否めないというか…
「大人が『子供向け』に書いた文章だな」とバレているというか…

あくまで白森個人の感想です!
パンダのポンポンは小学校中学年向けらしいので、あえて童話すぎない、現実に即した世界観にしている可能性もあります。
ものすごい的外れな感想でしたらすみません!!!!

なんだかよくないところばかり書いてしまいましたが、
たべものの描写がとってもおいしそうだったり、個性的なキャラクターが登場したりと面白い本ですので!
童話っぽい世界観云々の部分はぶっちゃけふつうの大人の皆さんが読む分にはそこまで気にならない(気づかない)と思いますしね!
ご興味ある方は是非読んでみてください!!
装丁もおしゃれなんですよの本!
イラストの線画部分を触るとぽこぽこ感が楽しめる、特殊プリントが施されています!